4) 電動ミル

 

 ・粉砕指示が「たまに来る」薬局なら、安価で機能も十分な調理用ミルがお薦め

 

→電動ミルは、本来煮干などの乾燥食品を粉末状に加工する調理器具であるが、はたして錠剤をきちんと粉砕できるか懸念点が残るのではないだろうか。ある薬局の管理薬剤師によると、「錠剤のサイズにもよるが、30錠くらいまでなら電動ミルを回して、1分以内でサラサラに粉砕できる」と語る。「錠剤粉砕専用の調剤機器も販売されているが、価格帯が6~7万円程度と高額になる。錠剤を粉砕する機会が多くない薬局では、6000円程度から購入できる調理用の電動ミルで機能は十分」。しかし、元々調剤粉砕用には開発されていないため、負荷の掛けすぎには注意が必要である。一度に錠剤を入れすぎると破損の原因となる。

 

そこで、電動ミルでは定評のある『ミルサー』(岩谷産業)がお薦めである。商品を粉砕できる上限量の半分程度までなら問題なく粉砕が可能なようである。また、調理用の電動ミルを使用するもう一つのメリットは、粉砕する錠剤を入れる容器や、容器に取り付けるカッターなどの別売りアイテムを比較的安価にスペアとして購入できることである。電動ミルで、錠剤を粉砕後、容器とカッターを分解して洗い、乾かさなくては次の粉砕ができあにが、きちんと乾燥させるには時間が掛かってしまう。換えの容器とカッターを複数個用意しておくことで、効率よく粉砕調剤が行えるのが大きなメリットである。